5月12-14日にイタリアのミラノで開催された国際検査血液学会
ISLH(International Society for Laboratory
Hematology)に長谷川講師、佐々木主任、森技師が参加してきました。
長崎大学病院検査部から森技師が、慢性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病を引き起こす原因として有名なPhiladelphia染色体に関連した、abl-bcr遺伝子についてのポスター発表を行ってきました。今回森技師は、日本検査血液学会(JSLH)より本学会発表の助成を受けての参加となりました。
講演では、血液疾患の病型分類に広く用いられているWHO分類について、まだ正式に発表されていない2016年改定版におけるポイントなど最新の話題を聴講することができました。森技師は初めての国際学会参加でしたが、血液検査に関する世界中の様々な報告を聞き多くの事を吸収してきました。ミラノはイタリアで最大の都市圏人口を擁する都市でヨーロッパ有数の世界都市であると共に非常に歴史の古い街で、長い歴史に培われた古い建物や、「最後の晩餐」に代表される多くの美術品を有します。 またファッションの街としても有名であり、街中で「伝統」と「世界最新」が融合し独特の雰囲気を生み出していました。長崎は石畳の道も多く、東山手・南山手には洋館もあり、路面電車が通っており長崎とイタリアはなんとなく似ているなと感じました。少しですがイタリアの文化に触れ、イタリアの奥深さを知ることができました。
今回の国際学会参加で、色々な意味で刺激を受けることができました。