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2018年7月4日水曜日

ASM Microbe 2018 @Atlanta

 2018年6月7日〜11日にアメリカのジョージア州アトランタで開催されたASM Microbe 2018に栁原 克紀 教授賀来 敬仁 助教、微生物検査室の赤松主任、医学部5年生で当教室で研究をしている石毛くんが参加してきました。

 賀来助教は、整形外科とビオフェルミン製薬株式会社との共同研究である「周術期の抗菌薬の予防投与が腸内細菌叢に与える影響と耐性乳酸菌製剤の効果」についてポスター発表およびrapid fire talkという5分間の口演発表を行いました。赤松主任は、10年ぶりの国際学会参加で、「パイロシークエンス法による抗酸菌の菌種同定」についてポスター発表を行いました。石毛くんは、これまでに国内学会で発表も行ってきた「MRSA菌血症の分子疫学解析」についてポスター発表を行いました。多くの参加者が興味を持ち、質問をされましたが、しっかりと英語で回答できていました。初めての国際学会としてはかなり上手に発表できていました。





 今回学会が開催されたアトランタはアメリカの南東部にあるジョージア州の州都で、1996年にはアトランタオリンピックが開催されたことで有名です。学会場のすぐ横にはセンティニアル・オリンピック・パークという公園があり、多くの子供達が水浴びをしていました。また、アトランタにはコカ・コーラ、デルタ航空、CNNなどが本社を置いています。学会場のすぐ横にはCNNセンターがあり、徒歩5分のところにはコカ・コーラミュージアムもありました。コカ・コーラミュージアムではコカ・コーラの歴史を学べるだけでなく、最後には世界各国のフレバーを試飲できる場所がありました。





 当教室は積極的に国際学会でも研究発表を行っています。これまでの国際学会の報告はこちら

2018年7月1日日曜日

日本感染症学会・日本化学療法学会参加&受賞報告

 2018年5月31日〜6月2日に岡山コンベンションセンターで開催された第92回日本感染症学会学術講演会・第66回日本化学療法学会総会合同学会に栁原 克紀 教授森永 芳智 助教賀来 敬仁 助教、微生物検査室の赤松主任が参加してきました。 栁原教授は、シンポジウムや生涯教育講演会の司会、委員会報告・ランチョンセミナーの演者などたくさんの役割を担いました。また、今回はアメリカ感染症学会(IDSA)の理事長であるPaul G. Auwaerter教授の講演がありましたが、これは昨年のIDWeek2017で栁原教授と賀来助教が日本感染症学会学際化国際化委員会の委員長および委員としてIDSAと会合をし、その後両学会でやり取りをして実現しました。最終日に日本感染症学会と日本プライマリ・ケア連合学会との共催セミナーが初めて開催されましたが、こちらにも栁原教授が学際化国際化委員会の委員長として委員の山口先生と調整をして開催することが出来ました。今後も、IDSAや日本プライマリ・ケア連合学会など他学会との企画を継続していきたいと思います。

 また、賀来助教が日本化学療法学会 上原感染症・化学療法学会研究奨励賞を「重症感染症ならびに抗菌薬投与による腸内microbiomeの変化と乳酸菌製剤の効果」のテーマで受賞しました。上原感染症・化学療法研究奨励賞は、感染症およびその化学療法又は病原微生物に関する研究において優秀な研究業績を挙げ、今後とも研究の発展を志している研究者に対して授与されます。そして、当教室で大学院生として研究した武田 和明 医師が昨年Journal of Infection and Chemotherapy誌に掲載されたTedizolid inhibits MUC5AC production induced by methicillin-resistant Staphylococcus aureus in human airway epithelial cells.の論文で第15回日本化学療法学会学術奨励賞を受賞しました。今後のお二人の活躍に期待ですね!




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