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2019年4月26日金曜日

第12回長崎臨床検査Reversed-CPC研究会


413日(土)に、長崎大学病院第4講義室で第12回「長崎臨床検査Reversed-CPC研究会」を開催しました。


1症例目は、長崎大学病院検査部の岩永 技師が担当しました。アスピリン(サリチル酸)中毒により、呼吸性アルカローシスと代謝性アシドーシスが混合した症例で、血液ガスのデータの基礎的な考え方を再度確認できた症例でした。
2症例目は佐世保市総合医療センターの松永 技師が担当しました。pulmonary tumor thrombotic microangiopathy(PTTM)により右心不全、Ⅰ型呼吸不全を示した症例でした。生化学検査や凝固検査、心電図など様々な領域の検査結果を考えながら病態を推測する、難解でしたがとても勉強になる症例でした。

どちらの症例でも、各グループで活発なディスカッションが行われ、とても有意義なR-CPCとなりました。

また、R-CPC後に催された特別講演では、長崎大学病院医師薬学総合研究科先進予防医学共同専攻 内分泌・代謝内科学分野 准教授 阿比留 教生 先生に、「糖尿病の現状と治療の進歩」という演題で、日本人における糖尿病患者の特徴やSGLT2阻害薬・GLP-1受容体作動薬などの新しい糖尿病治療薬について、幅広くお話頂きました。

次回は、20199月7日(土)に長崎大学で第13回長崎臨床検査Reversed-CPC研究会を開催する予定です。詳細が決まりましたら、検査部のホームページやFacebookでお知らせいたしますので、是非ご参加ください。
初めての方や研修医・学生も大歓迎です!