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2018年9月18日火曜日

第11回長崎臨床検査R-CPC研究会



98日(土)に、長崎大学医学部良順会館で第11回「長崎臨床検査Reversed-CPC研究会」を開催しました。

今回は初の試みとして、ランチョンセミナー「NGSの最新情報、そしてゲノム医療の実現を目指して」(イルミナ株式会社)を行いました。特別講演では、 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科リウマチ・膠原病内科分野教授 川上 純 先生に、「サイトカインや免疫担当細胞とリウマチ性疾患との関わり」という題目で、免疫疾患に関係するJAK伝達経路や免疫疾患との重要性について御講演頂きました。

R-CPC1症例目の担当は、長崎医療センターの井田 技師に担当して頂きました。播種性骨髄癌症の症例で、急激に悪化してDICからMAHAを起こし亡くなられたという症例でした。2症例目の担当は長崎大学病院の大林技師で、低カリウム血症と代謝性アルカローシスからアルドステロン症を疑う症例でした。追加データでは、血清アルドステロン、血漿レニンがともに低値で、漢方薬の一種である甘草が原因で起こる偽性アルドステロン症という症例でした。
 両症例とも示唆に富む症例で、検査データをよく読んで有効な追加検査を行うことの重要性を再認識でき、とても勉強になるR-CPCでした。

 
次回開催につきましては、詳細が決まりましたら検査部のホームページやFacebookでお知らせいたしますので、ぜひご参加下さい。
 
初めての方や研修医・学生も大歓迎です。参加の連絡は不要ですので、お気軽にお越しください。

これまでのR-CPCの報告は→リンク