3月4日、5日に長崎大学医学部良順会館で、当教室の栁原克紀教授が会長として第46回日本嫌気性菌感染症学会総会・学術集会を開催しました。
嫌気性菌は培養が難しく馴染みのない人もいるかもしれませんが、下部消化管感染(腹腔内感染)や誤嚥性肺炎では、重要な原因菌の一つです。また、近年欧米でアウトブレイクを起こして問題となっているClostridium difficile感染症(CDI)や、次世代シークエンサーの登場による腸内マイクロバイオームなどで注目されています。
今回の学術集会でも、基礎から臨床まで100名以上の嫌気性菌感染症の専門家が参加され、活発な議論が行われました。
また、特別講演ではマイクロバイオームの第一人者である早稲田大学の服部正平先生の講演もあり、非常に質の高い学術集会となりました。
本学会に貢献できるように、当教室でも嫌気性菌に関する研究を今後も続けていきたいと思います。