3月18日(金)18時30分〜長崎大学医学部良順会館で、「第6回長崎臨床Reversed-CPC研究会」が開催れました。
Reversed-CPC(R-CPC)とは、臨床検査データから症例の病態や診断について討論するもので、検査項目の特徴や意義を学ぶことができます。長崎県では、平成25年から長崎大学病院検査部と市中病院の医師・臨床検査技師が一緒にR-CPC研究会を行っています。長崎では、一つの症例の検査データについて、グループに分かれてディスカッションし、それをまとめたものを発表するという形式をとっています。
今回は日本臨床検査医学会および日本臨床化学会の九州地方会の前日に開催したということもあり、九州大学の康東天教授をはじめ、大分大学、産業医科大学、宮崎大学の臨床検査技師の皆さんも参加してくださいました。
症例は抗菌薬不応の不明熱の一例で、賀来敬仁助教が呼吸器・感染症内科の修練医時代に症例報告したものでした(Internal Medicine 2010: 49; 2697-2701)。難しい症例でしたが、グループによって特徴のある意見があり、非常に有意義なディスカッションができたのではないかと思います。
次回は、9月に佐世保地区で開催予定となっていますので、県北地区の医師・臨床検査技師の皆さまの参加をお待ちしております。