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2016年9月16日金曜日

サイトメガロウイルスDNA定量法・臨床病理(原著論文)






森 沙耶香、森永 芳智, et al. サイトメガロウイルスモニタリングにおける抗原測定法とDNA定量法の比較検討. 臨床病理. 64: 881-886, 2016.





 長崎大学病院検査部の森 沙耶香技師のサイトメガロウイルス(CMV)DNA定量法についての論文が、日本臨床検査医学会誌である「臨床病理」に原著論文として掲載されました(2016年8月付け)。

 現在、日本でのCMV検出はantigenemia法(抗原測定法)が主流であり、CMV pp65抗原を検出するC7-HRP法がよく用いられています。本研究では、欧米におけるCMV検出の主流である核酸検査を用いて血液疾患症例でのCMV検出を検討し、高感度な検出法であることを確認しました。

 森技師は、最近も日本検査血液学会の助成を受けて国際学会でも発表をしており、ルーチン検査だけでなく、研究でも優れた業績を残しています。今後の活躍にも期待です!

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